CTとMRIの違いとは?役割や価格も含めて、特徴を徹底的に比較!

診療放射線技師として
この記事は約7分で読めます。
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CTとMRIって何か違うの?
パッと見は一緒じゃない?
使い分けたりするの?

🤔

 

明日を生きる楽しさスキャン!

診療放射線技師の「りきりん」🦒愛犬パピヨンのたねきち💕です。

 

「CT」と「MRI」の違いについてはとっても多い質問です。
ちゃんと教えてくれないとわからないですよね。
その疑問を解決させていただきます!
この記事を読めば、あなたもCTとMRIの違い・必要性がわかってもらえると思います。
出来るだけわかりやすく✨がんばります。

 

僕りきりんは、今年で職歴15年目の現役診療放射線技師です!

診療放射線技師は国家資格で

「免許を受けて、医師または歯科医師の指示の下に、放射線を人体に対して照射できる」

という資格です。

X線CT認定技師の資格も持っていますし、MRIもばっちり検査していますので、

今日はバッチリあなたの疑問にお答えします!

詳しくはプロフィールもご覧ください🍀

たねきち
たねきち

いってみよ〜

見た目

どちらも穴が開いています。

そしてベッドに寝たら穴に入ります。

 

たねきち
たねきち

CTはドーナツみたいだね。
MRIの方が穴が狭くて、奥行があるからバウムクーヘンってとこかな。

撮影時の圧迫感はCTの方が少ないです。

MRIは近年は穴の径も広がってLEDをつけるなど開放感を出すように頑張っていますが、やはり狭いところが苦手な人(閉所恐怖症)の方には注意が必要です。

また、お子さんなども怖がる傾向があります。

たねきち
たねきち

ドーナツも捨てがたいけど、やっぱりバウムクーヘンが食べたいな…。

たねきち、聞いてる?😅

たねきち
たねきち

うん。やっぱりどっちも食べたい!

原理

CT

CT装置の中ではX線を出す機械と体を通り抜けたX線をキャッチする機械がドーナツの中を回っています。

患者さんの周りをちょうど電車のようにグルグルまわって、「X線がどれくらい弱くなったか」というデータを集めているんです。

 

例えば胸を取るときに

前から来たX線は胸の骨→心臓→背骨とぶつかってから通り抜けます。

横から来たX線は肋骨をすり抜けたとしたら肺→心臓→肺を通って行きます。

どちらが通り抜けやすいかというと当然、横からです。

データを集めたら例えばイラストロジックのように画像ができそうな気がしませんか?

MRI

MRIの原理はとても難しいです。

まず、バウムクーヘン自体が巨大な磁石になっています。

磁力の単位はT(テスラ)で表され3Tや1.5Tの装置が主流です。

 

そしてポッカリ開いている機械の穴の中に入ると、体の水分などに含まれる水素原子が磁石にひっぱられてちょっと特別な状態になります。

患者さんは何も感じません。

そこにX線ではなく電磁波をあてます。

イメージとしては電子レンジに近いものです。

(電子レンジも水に作用して熱を作り出しています。)

MRIで体が熱くなったら大変なので、そこまで強い電磁波は出しません。

システムに制御されているのでご安心ください。

電磁波が体(体の中の水素原子)に当たると、信号が跳ね返ってきます。

この信号をMR信号っていいます。

MR信号は1つではなくたくさんの成分が混ざった信号です。

この混ざりあったMR信号を分析方法を変えながら集めて何種類かの絵(T1強調画像やT2強調画像と言われるもの)を作り出します。

1種類の絵を作るのに2〜3分ほどかかるとすると、(5〜8種類くらいの画像を作成しなければいけないと思うので)短くとも10分、長いと30分くらいかかります。

たねきち
たねきち

要するに、、、びっくりドーナツとびっくりバウムクーヘンだね!

MRIの原理で忘れてならない事は機械自体が磁石なのでペースメーカーなどの 体内金属には注意が必要なことです。

画像が乱れるだけならまだいいですが、ペースメーカーが壊れてしまったら大変

また、間違って磁石にひっつく素材のものを持ち込むと飛んでいきます

酸素ボンベが飛んでいった事故もあります。

もし専用の車椅子やストレッチャーを用意せずに持ち込んでひっついたら最後、もう磁場を落とさなければとれません!

そういった注意点を考えると、MRIはX線を使わないからイコール安全・・・とは言えません

たねきち
たねきち

・・・怖っ。

画像

両方共が被写体を一刀両断した断面のような写真が出来ます。

でも表現する方法が違うんです。

あなたが隣りにいる人に

「こんなものを見てきたんだ」

と、説明するときあなたはどうやって伝えますか?

たねきち
たねきち

絵を描く!

これはレントゲン写真に近いです。

 

たねきち
たねきち

粘土とかで作る!

これはCTやMRIに近いといえます。

やはり絵だけよりも立体的に見せたほうがわかりやすいですよね。

 

では材料は何で作りましょうか?

粘土?木材?金属?樹脂?

いろいろなもので作ることができます。

そして出来上がったものは同じ形をしているかもしれません。

しかし、細部まで作ることができるか、色は表現できるのか、出来上がるまでの時間はどれくらいでしょう?

そういった違いが必ず出ます。

CTとMRIも同じなんです。

細かく、そして速く撮影ができるのはCT

時間をかけて濃淡を多彩に表現できるのはMRI

 

そして疾患によっても見やすいもの・見にくいものがそれぞれあるので、疑っている疾患によって使い分けます。

CTが得意なもの

  • 細かな骨折
  • 肺や空気の描出
  • 動きに強い(呼吸、心拍、腸の動き、小児や認知症患者などの体動)

MRIが得意なもの

  • 軟部組織の描出(浮腫などの水成分、軟骨や骨髄、腫瘍)
  • 血管の描出

 

保険点数

最後に保険点数についても触れておこうと思います。

CT:1000点前後

MRI:3Tの装置 1600点前後、1.5Tの装置 1330点

となっています。

 

実際の会計では他にも点数がつくと思いますが10倍して負担分の割合を出してもらえば必要な金額が出ます。

3割負担の場合は

CT:3000円

MRI:3T 4800円、1.5T 4000円

くらいになると思います。

MRIの方が撮影時間が長いため(?)点数が高めになっておりますが、ご了承ください!

まとめ

読んでいただきありがとうございました✨

なんとなく違いについてわかっていただけたでしょうか?

結論としてどちらが優れているか。

それは全く別ものなので「どちらがいい」とは比較しようがありません

同じ作品を作ったとしても素材が違えば全く違って見えますからね。

使い分けとして気をつけていることをまとめると下記の様になります。

  • 得意な疾患・不得意な疾患がある
  • CTはX線を使用するので放射線被ばくがある
  • MRIは電磁波を使用するので電磁被ばくがある。
  • CTは撮影時間が早く、MRIは遅い
  • MRIは撮影ができない場合もある(体内金属の有無、閉所恐怖症、吸着事故、電磁波の制限)

たねきちはわかってくれたのかな…?

 

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わからないことやリクエストがあれば、気軽にコメントやリプをお待ちしております。

たねきち
たねきち

難しい!
ま、とりあえず仕事がんばれ!🍀

・・・はい。がんばります。

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